リッチーはパープル初期から「DEEP PURPLE IN ROCK」や「ＭＡＤＥ ＩＮ Ｊａｐａｎ」の時期迄はホーンビー・スキューズ（HORNBY-SKEWES ）のトレブルブース―ターを使用しており、これを忠実に再現したモデルがＢＣＭの「ＨＳ」です。「ＨＳ」はオリジナルと同じＯＣ44という希少なゲルマニウムのトランジスタを搭載しています。これにボリュームコントローラーを取り付けたものが「ＨＳ-Ｃ」でＣはカスタムの略です。
今回出品中の「ＨＳ-Ｓ ＭＡＳＴＥＲ」は制作者のベルントメイザー氏が更に拘り抜いて「Machine Head」（1971）、「Burn」（1974）、「Ritchie Blackmore"s Rainbow」のレコーディングの音を再現するために世に送り出したスペシャルブースターです。プロトタイプは「ＨＳ-Ｓ」でマスターボリュームを搭載したモデルが出品中の「ＨＳ-Ｓ ＭＡＳＴＥＲ」です。
リッチーは「Machine Head」（1971）の頃からシリコンのトランジスタを搭載したブースターを使うようになりました。そのシリコントランジスタを使ったものが「ＨＳ-Ｓ」シリーズです。Sはシリコンの略です。
【以下英字説明書の翻訳です】初期に発売されたゲルマニウム・トランジスタを搭載した短命のホーンビー・スキューズ・トレブル・ブースターの後継として、シリコン・トランジスタを搭載した1967年バージョンがBSMブランドHS-Sとして登場しました。 Blackmore の改造ユニットのような追加のボリューム コントロールを HS-S マスターとして使用できます。 Hornby-Skewes Treble Booster は、有名な 1971 年の「Machine Head」や 1974 年後半の「Burn」セッションなどのライブおよびスタジオ録音用のリッチーズのお気に入りボックスでした。 Vox AC30 の前に HS-S Master を置くと、有名なロック賛歌「スモーク オン ザ ウォーター」のユニークなサウンドが得られます。 HS-S は、前モデルと比較して、ギターのボリューム ポットを全開にすると中音域が増え、少しアグレッシブなサウンドになり、ワウワウ サウンドに少し似ています。 しかし、アンプのプリアンプのボリュームを大きくすると、アンプの飽和によって必要な高調波が生成されるため、この中音域のトーンが背景に追いやられます。 HS-S ユニットのスイート スポットを追求するのはあなた次第です。 Marshall Major は非常にクリーンなサウンドのアンプであるため、プリアンプのボリュームを大幅に上げる必要があります。 プリアンプのボリュームを調整するときに十分な余裕を持たせるために、ブラックモアはメジャー アンプを初期の段階で工場出荷時のカスケード プリアンプ設計に改造しました。 60 年代後半から 70 年代半ばにかけて、シングル コイル ピックアップ ギターを使用する英国のロック ギタリストのほとんどは、ゲルマニウムまたはシリコンのトレブル ブースターを使用していました。 70 年代の終わりまでに、トレブル ブースターは日本からの新しい回路、いわゆるチューブ スクリーマーや他の同様のオーバードライブ回路に置き換えられました。 これらは音響的に古い Treble Booster に基づいているため、非常によく似た周波数応答を持っていました。 一方、トレブルブースターは、そのユニークで比類のないサウンドにもかかわらず、悲しいことに忘れ去られました。 HS-S トレブル ブースターは、フェンダーやギブソン ギターのピックアップなど、コイル インダクタンスが比較的低い/中程度のシングル コイルまたはハムバッキング ピックアップ向けに設計されています。 このピックアップと組み合わせて、HS-S のギターのボリューム コントロールを最大まで上げた場合、甲高い特性を除いた、太くて刺すような突き抜けたリード サウンドが得られます。 ギターのボリューム コントロールを下げることで、さまざまなクランチの色合いを簡単に調整できます。もう 1 つ考慮すべき点は、ギター アンプのボリュームが上がって飽和に達すると、通常、パワー アンプが高音域をミュートし始め、その結果、音が鈍くなることです。 音。 HS-S トレブル ブースターは、アンプをフルに傾けると、より透明なトーンを実現し、周波数範囲全体をカバーします。 Fender Deluxe、Fender Bassman、Vox AC30、Marshall 100w、Marshall Major などのビンテージ アンプでは、優れたトレブル ブースターを使用すると驚くべき効果が得られます。 HS-S トレブル ブースターは、FX ループではなく、ギターとアンプの間に挿入されます。 魔法のようなトーンは、ギターピックアップ、トレブルブースター、アンプ間の相互作用によって実現されます。 このユニットは 9V バッテリーで駆動され、消費電流は約 100 kW です。 プラス接地で 750 uA。 平均出力レベルは5dBm、弦を強く叩いたときの最大出力電圧は最大4Vです。
★海外の正規代理店から購入したものです。コレクション整理の為の出品です。★2．3度音を出した位で殆ど未使用に近い状態です。長時間の使用はしておりません。★１０年以上前に購入したものなので箱に黄ばみ、色あせ等ございます。★ノークレーム、ノーリターンでお願いします。★配送は当方多忙な為ヤマトのお手軽配送とさせて頂きます。