特別保存刀剣 越後守包貞 寛文九年二月日 濤瀾乱れ玉焼き入り金筋掛り地刃明るく冴え渡る最高傑作 一尺七寸三分 節約

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日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣 江戸前期寛文九年 354年前 濤瀾乱れ玉焼き入り金筋掛り地刃明るく冴え渡る最高傑作 脇差 銘 越後守包貞
寛文九年二月日 法量 説明 長さ
反り
元幅
先幅
元重ね
鎬厚
先重ね
鋒長さ
茎長さ
重量 52.5cm
1.1cm
3.2cm
2.3cm
0.73cm
0.75cm
0.56cm
3.5cm
16.0cm
630g 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒やや延びる。鍛は、小板目肌よくつみ、地沸微塵に厚くつき、鉄明るく冴える。刃紋は、直に焼き出し、大互の目乱れに、小のたれ・矢筈風の刃が交じり、玉焼が入り、濤欄乱れとなり、足太くよく入り、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴える。帽子、直に小丸、深めに返る。茎は、生ぶ、先入山形、鑢目筋違、目釘孔一。ハバキは、金着一重。
二代包貞は、初代越後守包貞に学び、その跡目を継ぎ、初め越後守包貞を名乗っていたが、延宝八年頃、初代の実子岩松が成人すると、越後守包貞の名を譲り、自らは板倉言之進照包と銘した。二代の作風は初代よりさらに津田助広に近いものであり、濤欄乱れを得意とする。本作は、寛文九年作、身幅広く、反りの浅い体配で、小板目肌よくつみ、地沸厚くつき、地景細かく頻りに入る美しく冴えた地鉄に、助広風の濤欄乱れを焼いた典型作となり、金筋・砂流しかかるなど刃中もよく働き、匂深く、傷欠点も無く、茎も鏨枕立ち、頗る健全な

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