【おまけ2:アラン・アップルバウム氏による戦略研究記事2種(翻訳)】 片方はジェネラル誌に発表された記事の翻訳です。これは相当重要なものだと思います。『太平洋の覇者』は現在もトーナメントプレイが盛んに行われるほど、当初から競技性の高さで人気がありました。そのためプレイ戦略に関してはアラン・R・ムーン氏が発表した有名な「TKO in Three」(3ラウンドTKO)戦略記事を始めとして非常に多くの戦略研究記事が発表されています。アップルバウム氏の記事はその集大成的なものです。日本軍にとっての「境界線」(防衛境界線)、アメリカ軍にとっての「本拠地エリア」などの概念を用い、過去に発表された戦略を整理しながら、ゲーム序盤、中盤、終盤における両軍の戦略目標と取り得る戦略について詳細に考察しています。ボリュームもかなり大きく、文章量は第2版ルールよりも多いです。 もう片方はその10年ほど後にボードゲーマー誌に掲載された記事で、多数のトーナメントを通じて得た教訓を反映した修正点に関する記事です。
【おまけ5:ジェネラル誌掲載のバリアント4種】 これらは全てジェネラル誌から翻訳したもので、必要なユニットも自作してあります。 1)『Air Power in VITP』: ルールの変更案と追加ユニット案からなります。追加ユニットには空母ラングレー、軽巡神通、空母雲鷹、神鷹、ガンビア・ベイ、航空戦艦に改装後の伊勢、日向、追加の日本軍陸戦隊などが含まれますが、一番興味深いのは日本軍の甲標的(特殊潜航艇)でしょう。ただし、ルール変更案とほとんどの追加ユニット案についてはデザイナーのリチャード・ハンブレン氏によるかなり辛口のコメントが付けられています。
2)『The British Fleet in Victory in the Pacific』: このゲームでは便宜上イギリス艦艇の一部が省略されているのですが、それらを追加してよりヒストリカルにしようというバリアントです。こちらもルールの変更案と追加ユニットからなります。こちらもハンブレン氏による辛口コメント付きで、氏による妥当な修正を施したルール案やOBシートが付け加えられています。
3)『More Realism for VITP』: こちらは日本軍に有利だとされるプレイバランスを是正しようとするルール修正案で、追加ユニットはありません。
4)『Variants in the Pacific』: このバリアントは政治情勢バリアントの一種で、「日本軍が日本進出よりも南方進出を優先していたら」、「日本がインドシナ進駐を行わなかったら」、「小沢提督がマリアナで航空戦を行わずに空母(特に搭乗員)を温存していたら」といった可能性を試すオプションと、アメリカ軍によるドーリットル空襲を再現するオプションルールからなります。こちらも追加ユニットはありません。
おまけは1~8まであります。
【おまけ1:第2版ルール(翻訳:重要)】
このゲームのルールには第1版と第2版があり、ホビージャパンの日本語解説書は第1版ルールを翻訳したものです。第2版ルールは細かい点(しかしそこそこ重要な点)がいくつか変更されており、トーナメントや大会では当然第2版ルールが用いられています。また、各種研究記事やバリアントなども第2版ルールを前提としています。そこで個人的に翻訳した第2版ルールブックをお付けします。
【おまけ2:アラン・アップルバウム氏による戦略研究記事2種(翻訳)】
片方はジェネラル誌に発表された記事の翻訳です。これは相当重要なものだと思います。『太平洋の覇者』は現在もトーナメントプレイが盛んに行われるほど、当初から競技性の高さで人気がありました。そのためプレイ戦略に関してはアラン・R・ムーン氏が発表した有名な「TKO in Three」(3ラウンドTKO)戦略記事を始めとして非常に多くの戦略研究記事が発表されています。アップルバウム氏の記事はその集大成的なものです。日本軍にとっての「境界線」(防衛境界線)、アメリカ軍にとっての「本拠地エリア」などの概念を用い、過去に発表された戦略を整理しながら、ゲーム序盤、中盤、終盤における両軍の戦略目標と取り得る戦略について詳細に考察しています。ボリュームもかなり大きく、文章量は第2版ルールよりも多いです。
もう片方はその10年ほど後にボードゲーマー誌に掲載された記事で、多数のトーナメントを通じて得た教訓を反映した修正点に関する記事です。
【おまけ3:コンパクトマップ&ユニット】
このゲームは姉妹ゲーム「英独大西洋の戦い」と同様、ユニットサイズやマップが大きく、比較的簡単なルールにも関わらずプレイや持ち運びに支障をきたす面があります。
本来、このゲームはこれほどの大きさのマップやユニットを必要とするゲームではないので、机の上に広げて手軽にプレイしたり、気軽に作戦研究を行ったりできるよう、日本語化したコンパクトマップを作成しました。
海域名等には日本語と英語両方を併記してあります(不要な注意書きは削除し、必要なものは日本語に直して記載してあります)。ハードボードにマウントし、2つ折りするとほぼA4サイズになるボードを2つ連結する形で作成してあります。繋げると元のマップサイズ(AHのフラットボックスの約4倍)に比べ、大体1/2の大きさになります。ユニット、説明書も含めてA4用のチャック付ビニール袋に入れて簡単に持ち運ぶことができます。また、地形もよりリアルなものを使用し、オリジナルより美しく、かつ使いやすいものに仕上げてあります。
また、オリジナルでは大きなOBチャートを各陣営1枚ずつ使用する必要がありましたが、コンパクトにプレイできるよう、ターントラックに説明を入れたものをマップ上に追加してあります。また、ゲーム開始時の支配状況が判るマークも追加してあります。加えて念のためOBチャートも日本語化してカラー化しA4サイズで作成してあります。
また、マップサイズの縮小に伴い、ユニットも全て再作成してあります。
艦名等は全て日本語(米艦艇等はカタカナ表記)とし、オリジナルより小型のサイズ(5/8インチくらい)で作成してあります。その際、ユニットを小さくしても数値等は見にくくならないよう配慮して作成してあります。
「英独大西洋の戦い」の艦艇ユニットは片面印刷でしたが、「太平洋の覇者」の艦艇ユニットは両面印刷ですので、自作ユニットも両面印刷で作成してあります。またマーカー類等も全て日本語表記で再作成してあります。
【おまけ4:「英独大西洋の戦い」との連結ゲーム(「英独」の自作マップ、ユニット付き】
このゲームと「英独大西洋の戦い」を連結して遊ぶためのバリアントがかつてジェネラル誌で発表され、タクテクス誌にも翻訳記事が掲載されました。この翻訳記事のコピーと、プレイに必要な追加マップ2種、追加ユニット一式(自作)をお付けします。
追加マップ、ユニットは上述のおまけ1と同じスタイルで作成してあります。
加えておまけ1と同じスタイルで作成した「英独」用自作ユニットも一緒にお付けします。「英独」用ユニットは本来裏面がブランクなのですが、連結ゲームで太平洋に進出した場合は裏面がある「太平洋」ユニットと同じように扱わなくてはならないので少し面倒です。そのため「英独」用ユニットも「太平洋」と同じように裏面を作成し、表面のデザイン(砲撃ボーナスの表記など)も「太平洋」に合わせてあります。
【おまけ5:ジェネラル誌掲載のバリアント4種】
これらは全てジェネラル誌から翻訳したもので、必要なユニットも自作してあります。
1)『Air Power in VITP』:
ルールの変更案と追加ユニット案からなります。追加ユニットには空母ラングレー、軽巡神通、空母雲鷹、神鷹、ガンビア・ベイ、航空戦艦に改装後の伊勢、日向、追加の日本軍陸戦隊などが含まれますが、一番興味深いのは日本軍の甲標的(特殊潜航艇)でしょう。ただし、ルール変更案とほとんどの追加ユニット案についてはデザイナーのリチャード・ハンブレン氏によるかなり辛口のコメントが付けられています。
2)『The British Fleet in Victory in the Pacific』:
このゲームでは便宜上イギリス艦艇の一部が省略されているのですが、それらを追加してよりヒストリカルにしようというバリアントです。こちらもルールの変更案と追加ユニットからなります。こちらもハンブレン氏による辛口コメント付きで、氏による妥当な修正を施したルール案やOBシートが付け加えられています。
3)『More Realism for VITP』:
こちらは日本軍に有利だとされるプレイバランスを是正しようとするルール修正案で、追加ユニットはありません。
4)『Variants in the Pacific』:
このバリアントは政治情勢バリアントの一種で、「日本軍が日本進出よりも南方進出を優先していたら」、「日本がインドシナ進駐を行わなかったら」、「小沢提督がマリアナで航空戦を行わずに空母(特に搭乗員)を温存していたら」といった可能性を試すオプションと、アメリカ軍によるドーリットル空襲を再現するオプションルールからなります。こちらも追加ユニットはありません。
【おまけ6:プラン・オレンジバリアント(シナリオ2種)】
このバリアントはAH社によるものではありません。日本国内の政治的主導権を陸軍に代わり海軍が握ったという架空の想定のもと、日米が1931年に開戦した場合と、1935年に開戦した場合の2通りのバリアントが含まれています。開戦時期が早くなったことに伴い、登場艦艇やレイティングが一部変更され、アメリカの旧式戦艦やフランス艦隊が追加されます。また、この時期はまだ航空戦力自体が発展途上だったため、航空攻撃に関するルールが変更され、空母は補助的な役割に留まります。その結果、巨大戦艦同士の砲撃戦が戦場の主役となります。さらに開戦時、イギリスやオランダ、フランスは中立を保っており、両軍プレイヤーの行動によってはこれらの国がアメリカと戦争ルールを翻訳したほか、前述のようにレイティングが変更されているユニットが混じるため紛らわしいので、両軍の全ユニットを色を変えて作成し、フルカラーのOBカードも作成してあります。
また、アラビア海やマダガスカル、アッドゥ環礁(インド洋にあるイギリス軍の秘密基地)、サンフランシスコ(アメリカ西海岸)といったエリアが追加されるため、これらボードも上述の自作マップと同じデザインで作成してあります。
【おまけ7:八八艦隊バリアント】
このバリアントもAH社によるものではありません。おそらく旧ゲームジャーナル誌で発表された八八艦隊バリアント(横山信義氏の『八八艦隊物語』がベース)をもとに海外で作成されたものですが、詳細は不明です。戦艦加賀、紀伊級、13号艦シリーズ、レキシントン級巡洋戦艦、モンタナ級戦艦、ライオン級戦艦など多くの未完成艦が登場します。このバリアントもオリジナルと共通する艦艇のレイティングが変更されたりしているので、まぎらわしいので全ユニットを色を変更して自作してあります。特別ルールはありません。OBカードもフルカラーで自作してあります。
【おまけ8:バリアントシナリオ10種】
これもAH社によるものではありません。それぞれフルカラーのOBカードを作成してあります。比較的ターン数が短めのものが多いです。
1)架空の状況にもとづくもの(2種):
本土を失って東南アジアに逃れた天皇と日本海軍がサイゴンを拠点に乾坤一擲の反撃に出るシナリオと、暗号解読により真珠湾攻撃を事前に察知した連合軍と日本軍が対等な立場で殴り合うシナリオです。
2)珍しい状況からゲーム終盤を争うもの(3種):
オーストラリアが陥落している状況、フィリピンをアメリカ軍が保持している状況、イギリス軍が壊滅しアメリカ軍が健在の状況の3種です。ゲームの長さは3ターンで、連合軍の本格反攻が開始される第6ターンからスタートします。
3)典型的なゲーム終盤を争うもの(3種):
これらは前述のアップルバウム氏の研究を踏まえ、発生しうるいくつかの典型的状況をもとに両軍のゲーム終盤における戦略を試すものです。
4)フル・アップルバウムシナリオ(1種):
これもアップルバウム氏の研究を踏まえています。日本軍が完璧な防衛ラインを構築できたケースをもとに、ゲームがもう1ターン延長されたらどうなるかを試すものです。
5)第2ターン開始シナリオ:
これは主にトーナメント用です。通常のゲームでは第1ターンに連合軍の取り得る選択肢はあまりなく、加えて真珠湾攻撃のサイコロの結果により、その後の優劣が決まってしまうリスクがあります。そのためより競技性を高めるために真珠湾攻撃の結果を妥当な範囲でランダムに決定し、第2ターンからゲームを開始するバリエーションです。このシナリオに加え、現在トーナメントで用いられている調整法(メンゼル・オプションなど)の翻訳もお付けします。
発送はゆうパック100サイズ(東京から)になります。
なお、他にも出品しておりますので、同時落札の場合は同梱発送させて頂きます。
どうかよろしくお願いいたします。
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この出品物以外のものも含め、自作パーツ等についてお問い合わせを頂くことがあります。質問欄でオークション外の取引についてやりとりすることは避けたいため、ご興味がある場合は何らかの出品物を落札頂いた後に取引メッセージにてご相談頂ければと存じます。また、以前に落札された品物の取引メッセージがまだ有効であればそちらでも構いません。あるいは以前に私とメールアドレスの交換をされた方はそちらからお願いいたします。